夏から秋にかけて、近所を歩いていると、すごくいい香りがします。
部屋の窓を開けっぱなしにしていると、外からその香りが入ってくることも。
ずっと何の花かな~と思っていたのですが、去年の秋ごろようやく正体が分かりました。
うっとりするほど香りの良いその花は、葛(くず)でした。
葛の花ってどんなの?
葛は、マメ科クズ属の植物。
秋の七草の1つでもあるそうです。
秋の七草は、ハギ、ススキ、クズ、ナデシコ、オミナエシ、フジバカマ、キキョウだそうです。
キキョウの部分を「あさがお」と紹介されることもあるみたい。
葛の花は、ご覧の通りピンク、紫色系。
大きな葉っぱに隠れるようにして咲いている印象があるのですが、よく見ると花の色も形もユニーク。
紫系ピンク色の花の上に猫のしっぽがついているようなビジュアルがめちゃ可愛いです!
葛の花の時期
葛の花の時期は7月から9月頃まで。
私の近所では7月上旬から葛の花が咲き始め、9月まで次々花を咲かせています。
ちなみに、ネットで調べると「葛の花の時期=8月、9月」と紹介しているところが多いです。
でも、うちの近所では7月からガッツリ咲くので、7月~としました。
とはいえ、この辺りでは8月の猛暑の時期は開花のペースがゆっくりです。
あり得ないぐらい高温になるので、葛の花もお疲れ気味なのかもしれません・・・。
暑さが落ち着く9月後半になると、一気に花の数が増えます・・・
葛の花の香り
葛の花は、香りが抜群に良いのが特徴。
香水を思わせるような上品な甘い香りがします。
冒頭で紹介した通り、部屋の窓を全開にしていると、葛の花の香りが入ってくるんですよ。
ほのかな甘い香りがものすごく私の好みで、この香りが部屋に入って来るとすごい勢いで嗅いでしまいます 汗
畑に葛の苗を植えようかなぁ。
そしたら畑作業中に香りが楽しめる・・・。
ただね・・・葛を好む厄介な虫がいて毎秋困り果てているので、その点だけは微妙です。
厄介な虫については後ほど。
葛の花は食べられる?
最近まで知らなかったのですが、葛の花は食べられるそうです。
調べてみると、主な食べ方は天ぷらみたいです。
また、葛の花ジャムなどもできるそうな。
正直、あの個性的な花を食べるイメージが湧かなかったので、「天ぷらかぁ・・・美味しいのかな?」ぐらいにしか思ってなかったのですが、葛の花ジャムはやってみたい!!
あの香りを閉じ込められるかどうか不明ですが、もしできるなら絶対に紅茶に入れて飲んでみたい!
うーーん、これは畑での栽培を真剣に考えてみなければ。
根っこを使って本格葛餅も作ってみたいし。
厄介な虫は気になるけれど、栽培する価値はありそう。
葛はマルカメムシ大量発生の原因になる
先ほどから、厄介な虫について勿体を付けながら情報を小出しにしていますが・・・葛が好きで好きで仕方がない虫、それはマルカメムシです。
この土地に引っ越してきてから初めて出会った虫なのですが、これがとにかく厄介で。
洗濯物にへばりつき部屋に侵入し、人間の住み家で越冬を試みるとんでもないヤツなのです。
私もなぜこの土地にはこの虫が大量発生するのか知らなかったのですが、1年ほど前にこの花の正体が葛だと判明し、ようやくマルカメムシ大量発生の原因と結びついたのでした。
マルカメムシはマメ科植物(葛など)が大好き
自分の畑に葛を植えて花の香りと本格葛粉を堪能したいと思っているものの、マルカメムシの事を考えると気分が萎えます。
マルカメムシに関する被害について語った記事はこちら↓
靴下の中に潜んでたりね・・・
すぐ洗濯物の内側に隠れるからたちが悪い。
まとめ:葛の花の季節を楽しむ
今日も、部屋の窓を全開にしていたら、葛の花の香りが入って来て幸せでした。
そろそろマルカメムシシーズンなのは複雑ですが、この香りは本当に素晴らしいです。
それに、葛から葛粉を作るのも夢の1つだし・・・。
自家製葛餅に葛まんじゅうに、ジーマミー豆腐。
そういえば、去年(市販の)葛粉を使ってジーマミー豆腐を作ったんですよ。
本当に美味しくてびっくりしました。
自家製ジーマミー豆腐ができたらいいなぁ。葛粉もピーナッツも自家製で。
まずは、祖父の山に葛がないか近々チェックしてこようと思います!
多分ないと思いますが、奇跡的に見つけたら畑に引っ越しさせる予定。
その時はこちらで報告しま~す。
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