5月になってから、いつもの散歩道が花の香りで包まれるように。
その散歩道は木や花が多いエリアなので、どの花がその香りを発しているのか分からなかったのですが、ある日香りの元が判明。
それは、見上げるほど高い木のてっぺんに咲いていた花でした。
センダンとは?分布や特徴などの基本情報
これが、良い香りの花をつける木の正体です。
名前はセンダン。
センダンは、センダン科センダン属の落葉高木の1つ。
原産地はヒマラヤ山麓で、中国、朝鮮半島南部、台湾、日本などの東アジアに多く分布しています。
日本国内では、伊豆半島以西の本州や伊豆諸島、四国、九州、沖縄に分布しているようです。
センダンは、熱帯から温帯域を好むみたい。
落葉高木であるセンダンは、10mから20mほどの高さまで成長するんだとか。
私がウォーキングしているエリアにも8~10本ほどのセンダンの木が立っていますが、いずれも10m以上あると思います。
見上げるほど大きい!!
また、私は知らなかったのですが、センダンの木は、家具や楽器作りに利用されているようで!
楽天で探してみると、センダンの一枚板を使ったダイニングテーブルを見つけました。
一枚板なのでそこそこ良いお値段しますが、かっこいいテーブルですよね。
オシャレ!
いつかナチュラルな家にこんなダイニングテーブルを置きたいなと夢膨らみます。
センダンの花の時期はいつ?
センダンの花の時期は5月から6月頃とのことですが、私の近所では5月がメインのようですね。
5月前半が見頃で、後半からはハラハラ散り始めるようです。(今年に関しては)
が、一般的には初夏の花とのことなので、6月になっても満開の花が見えるエリアもあるんだろうなー。
センダンは大木にたくさんの花がつくので、桜を思い出したりします。
こちら、花が満開のセンダン。
遠くから見るとちょっとだけ桜っぽくないですか?
センダンの花って、1つ1つは小さくておとなしいイメージですが、集合体だとかなり華やかに見えます。母と散歩中、何度上を見上げて感嘆したことか。
集合体ではない、花1つの写真は後ほど紹介しますねー。
センダンの花の香り
私が住んでいるエリアはセンダンの木がそこそこ多いのですが、花に注目したのは今回が初めてでした。冒頭でも紹介した通り、香りがとても良かったからです。
センダンの香りを一言で表すと「高貴な香り」。
なんだそりゃ、って感じですよね。
でも、香りを言葉で表すのは難しい!!
ジャスミンとも違うし、金木犀はジャンル違いな気がするし、白檀とも違うような・・・
でも、風に乗ってセンダンの花の香りがやってくると、毎回幸せな気持ちになります。
センダンの香りの香水とかがあれば絶対買うんだけどなー。
センダンの花の画像いろいろ
では、散歩中に撮ったセンダンの花の画像をいくつか紹介しまーす。
センダンの花の多くは木のてっぺん付近に咲いているので、なかなか間近で画像が撮れません。
だから、たまたま低い位置の枝から花が下がっていたりすると、ついつい立ち止まって撮ってしまいます。
これも、私の背丈ほどの高さで咲いていました。
近づくと本当に良い香りで眩暈がしそう。
でも、ダイレクトに嗅ぐよりも、風に乗ってふわりとやってくる香りの方が魅力的かも。
こちらは葉っぱの存在感が増して来ていますが、まだまだ花も綺麗!
しかしセンダンの木って本当に大きいですよねー。頑張って上に向いて写真を撮っていたので、首がつりそうでした。
センダンの花が舞い落ちる時期
5月後半にもなると、私の散歩エリアのセンダンは散り始めます。
これがまた美しくて。
まるで雪が降っているかのように散るので、ウォーキングをしながらうっとりしてしまうほど。
動画も撮ろうと思っていたのですが、うまくいきませんでしたー。
(動画、すごく難しい)
でも、イメージにぴったりの曲がこれ。
エレファントカシマシさんの、「桜の花、舞い上がる道を」。
センダンの花の降る道を歩いていると、この曲を思い出すんですよね。
良い曲なので、ぜひ聞いてみて下さい。
これは、落ち葉の上に降って来たセンダンの花びら。
そしてこちらはたまたま私の肩に落ちて来た花。
ほんのり薄ピンク?薄紫色でとても綺麗です。
それに、小さな花ですが、この1つだけでも良い香りがするんですよね。ほっこり。
こちらは、小鳥がつついて落とした花。
落ちてすぐだったので拾って水差しに入れておいたのですが、翌日にはぐったりしていました。
残念。
まとめ:センダンの花の画像
5月末になり、私が住むエリアではセンダンも葉っぱが増えて来ました。
花はまた来年までお預け。
寂しいけれど、来年また会えるのが楽しみです。
追記:センダンの栽培始めました!
コメント
はじめまして。種からシリーズが好きでちょくちょく覗かせてもらってます。
「台湾漫遊鉄道のふたり」という本を読み終えたところで、こちらでセンダンの写真が出てきたので個人的にグッタイミン!でした。
本の中に日本で卒業の花といえば桜だけど、台湾ではそれがセンダンという話が出てくるのです。
いつか香りをかいでみたいです。紹介ありがとうございます。
cloud9さん
はじめまして。コメントありがとうございます。
センダンの記事がグッタイミンだったようでとても嬉しいです!
台湾ではセンダンがそんなにも身近な花なんですね。
全然知らなかったので勉強になりました。(ありがとうございます)
「台湾漫遊鉄道のふたり」、いつか台湾茶とともに読んでみようと思います。
種からシリーズは最近失敗続きで記事にできていませんが、うまくいったら載せますね。
ぜひまた遊びにいらしてくださいね。