4月上旬には桜の枝を使った桜染めをしましたが、今回はさくらんぼの草木染に挑戦してみました。
ネットで情報を漁っていると、なんとさくらんぼの軸でピンク色に染められるという情報が!
丁度さくらんぼの実が色づき始め、鳥がつついて実を落としているのでその軸が使える!と勢いだけで始めてみました。
結論から言いますと、今回の草木染は大失敗。
ピンクどころか、年季の入った黄ばんだワイシャツみたいな色になってしまったのです・・・汗

染めに使う布には気をつけよというお話です。
実家のさくらんぼが色づき始める

5月初め頃、さくらんぼが少しずつ色づいてきました。
これらを常時狙っているのが野鳥たち。
早朝から食べにやってきます。
鳥たちが去った後にはこの状態。

なぜか地面に落とされる大量のさくらんぼたち。
つついてる時に落ちるのかな?
いつももったいないなーと思いながら見ていましたが、今年はこの軸が活用できる!!(わくわく)
さくらんぼの軸を利用した草木染めに挑戦

この日集まったさくらんぼの軸。
これらを使います。
大きめのポットに入れ、染める布が浸かるぐらいの量の水を注いだら火にかけます。
火力は弱火~中火ぐらいにしました。
沸騰してから15分ぐらい経つとこんな色に。

薄いお茶みたいな色になりました。
桜染めでは一番染液は使わないので、それに倣って捨ててしまいます。
新しい水を入れて再び火にかけます。
今回は、重曹を少量加えて加熱を続けます。
すると・・・

紅茶みたいな色になった!
桜染めの時はこれぐらいの濃いめの染液を使っているので、なかなか良い感じなのでは。
染めに使うホーロー容器に染液を移し替えます。

染液を空気に触れさせることでより美しいピンク色を出せるとのことなので、7~8分ほどポットと容器の間を移動させました。

きれいな色になりますように。
本当は10分ぐらいはするべきなんだろうけど、あまり時間もなかったので・・・(言い訳)

出来上がった染液に布を浸けていきます!!
ドキドキする瞬間!

ちゃぽん・・・。

ん・・・?
あれ?
ピンクにならないような・・・。
暫く染めの作業をしたものの色が一向に変わらなかったため、一旦外に干して乾かしてからもう一度染めました。
2度の染めで、どんな色になったのか。
さくらんぼの軸で染めた布の仕上がりは・・・

こちらがさくらんぼの軸を使って染めた布です。
光の具合なのか、ほんのりピンクっぽく見えるかもしれませんが、実際はもっと黄色味が強く、「黄ばんだワイシャツ色(ほんのり赤味あり)」です汗

ネットで見たようなきれいなピンクには程遠い!
さくらんぼの軸が少なかったのか、
軸の煮込み時間が不十分だったのか、
染液を空気に触れさせる時間が少なすぎたのか・・・。
正直、この時は何が原因だったのかはよくわからなかったのですが、後日理由が判明しました。
ピンク色に染まらなかった原因は「布」でした。
さくらんぼの軸を使った草木染に失敗した理由は布だった
思っていた色に染まらなかった原因が布だと分かったのは、さくらんぼの軸染めから数日後のこと。
軸ではなく枝を使って草木染に挑戦した時のことでした。
普通の綿100%の布に加え、失敗作黄ばみ布も一緒に染めてみたら、綿素材の布はピンク色になったにもかかわらず、もう一枚の方はやはり色が変わらなかったのです。 つまり、布に原因があったらしい。
布による仕上がりの差が気になる方はこちらの記事をどうぞ。
まとめ:さくらんぼの軸を使った草木染は来年に再挑戦予定
今回は失敗に終わったさくらんぼの軸の草木染め。
でも来年はもっと準備を整えてから挑戦しようと思います。
今回は適当な布を使ってしまったのが失敗の原因なので、次回は綿やレーヨンなど数種類の布を用意して染めてみる予定。スカーフにできそうな長めの布も用意しなくちゃ。
次のさくらんぼの時期が楽しみです!
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