11月。
畑に生えるつる性植物でカゴを編む時期がやってきました。
今回使用したのは、ノブドウ!
青や紫の鮮やかな実が印象的な植物です。
今回も、自己流の超ワイルドなカゴが出来上がりましたー!
青や紫の実が美しいノブドウは畑の新参者

いつもこの時期になると畑で悪目立ちしているのがヘクソカズラという不名誉な名前の蔓性植物です。
南天や桃、サクランボの木にグルグル巻きつくので、除去作業が欠かせません。
ただ除去するだけではつまらないので、その蔓を活用してカゴを編むのが晩秋の恒例行事だったりします。
ところが。
今年はなぜだかヘクソカズラが少ない。
その代わりに畑のあちこちで見かけるようになったのがこちらの植物です。

青や紫色の実が美しいこの植物は「ノブドウ」。
ノブドウは、ブドウ科のつる性落葉低木。
日本全国の山野や路傍、公園や空き地などに生育している。

茎葉は慢性腎炎や肝炎、嘔吐などに用いることもあるんだとか。
このノブドウもつる性植物で、我が家の柿や梅の木にグルグル巻きついています。

見にくい写真ですが、左側の細い枝が梅の木で、右側の太い蔓がノブドウです。
ご覧の通り、針金のように細くて鋭い蔓が梅の枝に巻き付いています。
いつの間にうちの畑にやって来たのかは謎ですが、見上げるとノブドウだらけ!という状態に!


ノブドウの実はきれいですが、このままでは梅も柿もやられてしまうかもしれない・・・。
早いとこ取り除き、カゴにしてしまおう。
ノブドウの蔓でカゴを編む

木の幹の写真のようですが、実はこれ、ノブドウの根本付近なんです。
木かと思ってしまうほど太い・・・。
せっかくなので、太い部分も細い部分も全部入れることにします。
ワイルドなカゴを編むぞーー!

蔓はかなり高いところまで伸びて行っているため、カットは夫にお願いすることに。
夫が背伸びしながらカットし、扱いやすいようにまとめてくれました。
カゴ編みに向く素材かどうか強度を確認してみます。
カズラやヘクソカズラに比べると粘度(?)が低めで折れやすそうな感じがありましたが、まあどうにかなるはず。

芯は8本でスタート!
編み心地は・・・・・うーーーーん。
やはりカズラやヘクソカズラに比べると粘り気が少なく、カゴ編みにはあまり向いてないかもしれません。
途中でメキメキ音を立てながら折れることが何度かあり、ヒヤヒヤしました。

芯に使った蔓も折れちゃったからね・・・
しかも、途中から芯部分を立ち上げて深さのあるカゴにしようと思ったのに、硬すぎて全然立ち上がらず 汗
無理に曲げようとすると折れてしまう可能性もあるのでどうしたものかと思っていたら、
夫がリース状にした蔓を持って来て、「大きさが合いそうだからこれをくっつけて深さを出したら?」とナイス助言をしてくれました。

ただの鍋敷き状態のコレと、夫がグルグル巻いた蔓を組み合わせる・・・思いつかなかったけど、アリかもしれない。
うまくいくかは分からないけれど、とりあえずやってみることにしました。
底になる部分にリースを合わせ、つるで巻いたり編んだりしながら繋げていく。

途中までがんばったけれど、暗くなり見づらくなってきたので残りは自宅で行うことにしました。

秋の日はつるべ落とし。
ノブドウの蔓で編んだカゴが完成!

こちらが完成したノブドウのカゴです。
いつもに増してワイルドな仕上がりとなりました。
先端付近の細く鋭い部分もそのまま使ったので、デリケートなものは乗せられません。

カボチャやさつまいも専用カゴになりそう 笑
まとめ:青い実が美しい蔓性植物ノブドウでカゴを編んでみた
他の蔓と比較すると扱いづらさがあったノブドウですが、なかなか味のあるカゴになってくれました。
でも、ノブドウを編むのは今回だけで良いかなー。
次は母と一緒にカゴを編んでみようと思っているので、柔らかくて扱いやすい蔓を探すつもり。
また、そのうちにカゴ編み記事アップしまーす。
ヘクソカズラやかずらの蔓で編んだカゴはこちら!↓


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