今年、初めて桜の種子を植えてみました。
種は、我が家の桜の木から採取。
たくさん発芽させて桜だらけにするぞ!というプロジェクトスタートです!!
追記:
この記事では桜の実をそのまま植えていますが、発芽率を上げるためには果肉を取り除いた方が良いそうです。私は後日土を掘り返して全部やり直しました・・・汗
詳しくはこちらの記事をご覧下さい。
桜を種から育てたい願望
こちら、我が家のソメイヨシノ。
そしてこちらが山桜です。
両方とも、私の両親が植えたものですが、びっくりするぐらいに大きくなりました。
春になると、遠目から見ても「おぉっ」と声を上げてしまうほど立派な桜です。
せっかくなので、これらの木からもっと桜を増やしたい・・・!
祖父の山を桜だらけにしたい!!!
そこで今回は種子から育ててみることにしました。
「種からシリーズ花バージョン」です!
「桜の種ってどんなの?」と思っている方もいるのではないでしょうか。
これらの桜は、花が終わるとさくらんぼみたいな実をつけます。
それを植えると(うまくいけば)発芽するかもしれないとのことなので、今回はそちらにチャレンジです!
桜の種子ってどんなの?
まず、桜の種子から紹介しますね。
こちらが、桜の花が完全に終わった状態。
緑色の実のようなものが出てきているのが見えますでしょうか?
これこそが種になる部分です。
こちらの画像では、花が完全に落ちて実だけの状態になっています。
実がつかない品種もあり!
緑色だった実は、黄緑色→赤→黒と変化していき、最終的にはぷっくりと黒い実になります。
この状態のものが、種まきに使う「桜の種」となります。
さくらんぼのように、中に小さめの種が入っています。
下の写真は、実を軽く取り除いた状態。
正にさくらんぼ、という感じです。
実は黄緑や赤い状態ではなく、黒くなったものが種まきに適しているとのことなので、黒いのを植えていきます!
まずは、桜の種子の採取からスタート!
山桜とソメイヨシノの種子を採取する
桜の種子の採取ですが、我が家には山桜とソメイヨシノがあるので、それぞれをご覧ください。
(見た目ほとんど変わりませんが。)
桜の種子の採取 山桜編
4月10日。
早くも山桜の木に実がつきはじめました。
たくさん植えたいから元気に育ってよーー!
ところが4月20日。
地面を見ると桜の実がこんなにも!!(ショック)
この時期、大風に煽られた実がバタバタと落ちていくんです。
ただ、その多くは大きくなる前に既に色づいているので、風関係なく落ちる運命だったのかも。
一応、いくつか拾い上げて育苗ポットに蒔いてみましたが、十中八九ダメだろうなー。
落ちずに成長したのが下の写真です。
緑色のまま、ふっくら育っています。
その後、緑から薄黄緑、黄色になり、こんなふうに赤くなります。
赤くなると、後は黒くなるのを待つだけ。
ここからは大きさは変わらず、色だけ変わっていきます。
5月末にはこんなに真っ黒になりました。
山桜の実が採取に適した状態になった!
ちなみに・・・地面にもいくつか山桜の種が落ちていたのですが、ほぼ100%の確率でダンゴムシにたかられていました。
うちの畑にいるダンゴムシはアグレッシブすぎる印象があるのですが、まさか桜の実にもかじりつくとは。
画像はナシです。
結構グロかったので記録にも残しませんでした 汗
桜の種子採取 ソメイヨシノ編
次はソメイヨシノ編です。
ちなみに、ソメイヨシノは一般的に実がつかないとされています。
実は、ソメイヨシノは「自家不和合性」といって、同一個体では受粉しても種子ができない性質を持っているからだそうです。
ソメイヨシノは、エドヒガンとオオシマザクラの一代交配種。
種子による二代目ソメイヨシノの誕生はあり得ないそうです。
しかし、他の桜との交配で種を付けることはあるとのこと。
我が家の場合、ソメイヨシノの近くに山桜があるので、山桜との交配で種ができたんだと思います。
つまり、もし発芽しても純粋なソメイヨシノとは呼べないんですけどね。
どんな桜が出るのか興味あるので、種を採取してみます。
まずは実が出て来たところから。
両方とも4月に撮影した画像です。
まだ花がついている状態 完全に実のみになった状態
そしてこちらが赤く色づいた状態。
そして、黒く色づいたソメイヨシノの実がこちら。
ちなみに、よく熟れていると採取する時に赤紫色の果汁(?)が手に付きます。
私の手を見た夫が「怪我したの?大丈夫?」と慌ててました 笑
桜の種子(山桜とソメイヨシノ)を植えてみる
こんな感じで採取。
枝から採ったものが殆どですが、中には地面から拾い上げたものも。
発芽率があまり高くないとの噂なので、全部植えます。
今日はこれだけ採れました。
思ったよりたくさん採取できて大満足。
山桜、ソメイヨシノがバラバラになっているので分けていきますよー。
選り分け完了!
左側の大きい実がソメイヨシノ、右側の小さい実が山桜です。
大きさが全然違うので、迷うことなく分けられます。
ちなみに、気合いが入っている人は、この段階で「浮遊選別」を行います。
浮遊選別とは、水に種を入れ沈んだものだけを種まきに使うという選別作業です。
私は面倒だったので飛ばしましたが、時間や気持ちにゆとりのある方はぜひやってみてください。
では、山桜から植えていきます。
全部で19個あった山桜の種を育苗ポット2つに分けて植えました。
育苗ポットを1つずつ撮影したものを2枚並べてみましたよー。
左側の写真は少々引き気味に撮ってしまったため、左右で種の大きさが違って見えますが、両方山桜です。(紛らわしいので2つ一緒に撮るべきだったかも)
お次はソメイヨシノ。
29粒(?)ほどあったソメイヨシノの種、育苗ポット1つにぎっしり植えました。
本当なら2~3粒ずつ植えたいところなのですが、数が多い上に発芽率が極めて低いとのことで、こんな状態に。狭すぎごめん!
これで全部発芽したら地獄だなー。
いや、私にとっては嬉しい悲鳴か。
土は上から軽く被せる程度にしました。
桜が好光性種子か嫌光性種子がわからなかったので。
今日のところは50近い種を蒔きましたがが、今後もできる限り桜の種まきを続けたいと思います。
発芽率が低いと聞くと、不安で仕方がなくて。
せめて10とか15ぐらいは発芽してほしい・・・!
祖父の山を、桜でいっぱいにするという夢を叶えたいです。
まとめ:桜の種子を採取&植えてみた
種まきを終えた育苗ポットは家に持ち帰っています。
乾燥や熱に弱いそうなので、倉庫として使っている北側の部屋で管理するつもり。
発芽にはまだまだ時間がかかりそうですが、どうか成功しますように。
動きがあったらこちらで報告したいと思います!
種から育てる盆栽を見つけたけれど、
桜は売り切れのことが多いみたい。
追記(2024.4)桜が無事発芽しました!
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